2017年2月21日火曜日

徒然言草

君らは盛大な勘違いをしている。日本のターニングポイントは、第二次大戦敗戦でも、大政奉還でも、応仁の乱でもない。平家の滅亡と源氏の台頭だ。朝廷に入り込む事で権力を手に入れる手法は、平家の滅亡から徐々に失われ、戦国時代には完全な武家社会へと変貌した。天皇家の了承のもと施政者が権力を握る、象徴天皇の形はここで完成しているのだ。施政者がどんな悪政し布いたとしても政権が否定されるだけ、たとえ他国に戦争で負けたとしても政権の終焉があるだけだ。源氏の時から、神の血筋をひく天皇の権威には誤りは無く、滅亡から保護されるシステムが維持されている。そして、政権を持つ者が誰であろうと、意識せずとも、否定しようとも日本国民は神民であり続けるのであろう。源平合戦で平氏が勝利していたら、天皇家は滅亡の道を歩んでいたかもしれない。

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